ストーブの思い出

や～っと冬っぽい寒さになってきた。



でもやっぱり12月とは思えない暖かい日もあるね。



株式会社なおかつの配達メンバーもお昼間はTシャツ姿になってたりもするし(^^;)



そんな気候ではあるけれど今年もストーブを出動させた！



↑↑のガスストーブが僕の事務所のレギュラーストーブ！



世の中には便利機能がたくさんついてたりオシャレだったりな電気ストーブもたくさん売られてるけど僕はこれが好きやねん。



このストーブはもちろん好きなんやけど上に乗せるヤカンが心も温めてくれる気がしてね。





乾燥を防いでくれるって良さもあるんやけど、それよりもヤカンの口から立ち上る湯気だったり水を多めに入れてしまった時には沸騰して外にこぼれ出したりする現象がなぜか穏やかな気持ちにさせてくれるの。



穏やかになれる大きな要因は別にもあって、このヤカンを見てると心の奥に大切にしまってる懐かしい思い出が蘇ってくるねんなあ。



30数年前にサントリー株式会社に入社した当時、昼間は通常業務で営業に回って夜にみんなで集まってラグビーの練習してた時代があったのね。



僕は東京の杉並区ってエリアのお酒屋さんを担当してたんやけど、京都から右も左もわからない東京に出て行って、学生気分も抜けないまま社会人として世の中に放り出されたあの頃。



担当していたお酒屋さんのおじさんやおばさん、息子さんにお嬢さんにお爺さんやお婆さんまで本当にお世話になった御恩は今も忘れないし、本当に救われたって思う。



その頃に多くのお酒屋さんに置いてあったのがこのガスストーブ！



上に乗ってるヤカンから沸騰したお湯を注いで作ってもらったインスタントコーヒーは喫茶店の本格コーヒーよりも美味しかった。



上に乗ってるヤカンから沸騰したお湯を注いで作ってもらったインスタントカップラーメンはミシュランに選ばれるんじゃないかってくらい美味しかった。



時が過ぎて立場が変わり、今では僕が酒屋のおじさんになって弊社を担当してくれるメーカーや卸問屋さんの営業の人たちと接している。



ストーブの上で沸騰しているヤカンの湯気を見る時、30年前に酒屋さんに見守ってもらった感謝は、今度は僕が若い人たちにお返ししていきたいって強く感じる直人であった。