何かやってはるんですか?

僕はラグビー人生の99%をプロップというポジションで過ごしたため、ひとより少しだけ身体が大きい。


決して身体が大きいからプロップなのではなくて、プロップだから身体が大きくなったのだ。




そんなことはどうでもよくて、


そのおかげか初対面の人にしばしば「何かやってはるんですか?」と聞かれる。




ここでいつも、葛藤が生じる。


というのも、「ラグビーです!」と言ってみたいところだけど、


もはや年1,2試合出てるくらいで、とても現役選手を名乗れるほどではない。


かといって「なんもやってないです。」も感じ悪そうなので、


ちょっとはにかみながら「昔ラグビーをやってて~」って言うようにしてる。




ここで終わればいいんだけど、ちょっと困るのが


「どこでやってたんですか?」という返し。


その質問の裏には、強豪校や社会人チームが頭に浮かんでるのが容易に想像できる。


そこで「京大です。」っていうのは実はめっちゃためらわれる。




なぜなら、京大が強豪校じゃないために相手の期待を裏切ってしまうから。


一瞬リアクションに困った表情を隠し切れないさまを何度も目にしてきた。


そして何を思ったか、「アメフトじゃないんですか?」なんて頓珍漢なことを言ってくる人も稀にいるけど、


たいていの人は大人の対応で「京大ですか~。すごいですね~。」とおだててくれる。


もはやスポーツ関係なくなってるし、これまたリアクションが難しくて困る。


だから僕は京大ラグビー部のコーチとして、将来の部員が同じ思いをせずに胸を張って「京大です!」と言えるように、頑張って強くしたいと思う。




ところで、なおかつの筋肉担当山本さん(元洛北高校ラグビー部)も同じ質問をよくされるらしい。


先日、その山本さんが「何かやってはるんですか?」と聞かれる場面に立ち合うこどができた。


そのとき山本さんは「酒屋なんですよ。いつも重たいもの運んでてね。」という、とても秀逸な返しをしていた。


今度から真似していきたいと思う。

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