大学時代ラグビーばかりやってたように思われがちだけど、生活の9割5分をラグビーに費やしながら、残りの5分を学問に捧げる真面目な学生生活を送っていた。
大学時代の所属は、農学部食品生物科学科、通称「食品」。
食品とはいうものの、食材そのものについて学ぶというよりは主に消化・吸収・代謝といった食に関する人体の生体応答メカニズムについて学び、研究する学問分野だった。
大学院時代には毎日細胞のお世話もして、今ではみんなが知っている”PCR”なんかもやっていた。
0.5μL(1mLの1/2000)の試薬を添加する、なんていう超繊細な作業をやってのけていたことも、19L(1mLの19000倍)の生樽を扱う今となっては信じられない。
なぜそんな話をするかというと、なんとラグビー部に「食品」の新入生が入ってきてくれた!
つまり、直系の後輩。
実は「食品」のラグビー部員は僕以来で10年ぶりになる。
自分の知っている限り、上の世代にも下の世代にもしばらく「食品」の部員はおらず、とても嬉しくなった。
決して体育会系が極端に少ない学科でもなく、僕の同期38人のうち約10人が体育会に所属していたことを思えばもう少しいてもよさそうな気もするが、僕にとっては初めての直系の後輩になる。
もし、食品から毎年10人が体育会(全54団体)に所属すると仮定すると、その年にラグビー部に入部する学生がいる確率は
{1-(53^10)/(54^10)}*100=17%
※ただし兼部はナシとする
つまり、6年に1人は入部してもよさそうだが、10年間ひとりも入部者がいないというのは
{(1-0.17)^10}*100=16%の事象であり、約60年に1度の出来事だったと言える。
そんな60年に1度のタイミングでコーチと選手として関われるのも何かのご縁だと思うので、
思いっきりえこひいきしていきたいと思う。
それは冗談だけど、うっかり彼が先生たちに僕の名前を出して、逆えこひいきを喰らわないことが心配になる…。
新入生のみんなには、ラグビーも学問も全力投球で、めちゃくちゃ充実した4年間を送って欲しいと思います。
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