先日、なおかつ会長となおかつ会長の(妻)紀美子と僕の3人でお葬式に行った。
僕が先にタクシーをつかまえて、なおかつ会長の自宅へ迎えに行ってから葬儀場へ向かう予定。
そして当日、喪服に身を包み数珠を持ち、これからお葬式に向かう僕がつかまえたタクシーが京都では有名な「ヤサカタクシー」さん。
ここまでは普通の話。
でもこのタクシーが、京都に1300台走っているヤサカタクシーのうち4台しかないという縁起物のレアタクシー(^-^;
通常は三つ葉マークのヤサカタクシーだけど、この4台のラッキータクシーだけは四つ葉マークなの。
子供のころ幸せになれるとか言って、四つ葉のクローバー探したよねえ?
あれあれ!
これからお葬式に行くっちゅうのにそんなタクシーをつかまえてしまった僕。
びみょ~~~~~~
なんか喜びにくいわ(>_<)
って運転手さんに話しながら会長の家に到着。
なおかつ会長夫妻が乗り込んでくる。
運転手さんがこのタクシーが四つ葉マークのレアタクシーだと説明する。
(妻)紀美子が反応する。
「いや~、嬉しいおすわ。今年はええことありますなあ。嬉しおす。嬉しおすぅ~」
喪服で数珠を持って言うセリフとしてはかなり不謹慎に感じるけど、まあしょうがない。
ちゃんと自分が四つ葉マークのラッキータクシーに乗っていることを理解していることがわかる。
しっかし!隣に座っている直勝会長は理解できない。。。(-_-;)
でも、理解しているフリをしないと(妻)紀美子に怒られるから理解しているフリをしておかしなことになる。。。
「なんかええことありまんの? 葉っぱが付いてまんの? このタクシーのなにがラッキーでんの? 普通のタクシーと変わりまへんなあ?」
「あっ!安ぅなりまんのんか? いくら割引でんのん?」
って、運転手さんが苦笑いするくらい、とんちんかちん一休さんみたいなことを言っちゃう会長に(妻)紀美子が言う。
「お父さん、普通のヤサカタクシーさんは三つ葉マークでっしゃろ? そやけど今乗せていただいているタクシーは四つ葉マークの縁起のええ珍しいタクシーなんどすえ」
会長が理解したフリをして言う。
「へ~!葉っぱが四つも付いてまんのん!そらラッキーでんなぁ!」
もういいよ!
父ちゃん。。。もういいよ。
数珠もってお参りに行くんだから無理にラッキーぶらなくてもいいんだよ。ねっ?
おと~ちゃ~ん!!
とかって会話だけで到着してしまった葬儀場(^-^;
スイッチを切り替えてお悔やみモードになる。
大勢の参列の方に混ざり、心を込めてお焼香をする。
3人そろって神妙に葬儀場を後にする。
行きのタクシーのラッキーだなんだって雰囲気はもうない。
と思った矢先、やっと捕まえたタクシーが四つ葉のクローバーーーー( ̄▽ ̄)
1300台分の1の確立の出会いを2時間ほどの間に2回も達成した喪服で数珠を持った親子3人。
息子である僕はまだ理性が効くので自分たちが葬式の帰りだということを認識している。
でも年老いた夫婦は葬式の帰りだろうが喪服を着てようが、数珠を持っていようがめっちゃ喜んじゃう!
そんな夫婦の満面の笑みがこちら!
素直が一番やな!
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