昨日の耳が悪い話を少し引きずって...
小さな頃から耳が悪いことを自覚していました。
小学校の練習試合、私はレギュラーから外れ、コーチから離れたグランドの片隅でリフティングをしていました。
試合が始まって数分。
サイトォ! サイトォ!
コーチが私を呼ぶ声が、憂鬱になりながら向かいます。
「呼ばれましたか?」 と駆けつけると 「いや? 呼んでへんぞ。」
(あれ? 違ったのかー) また元の場所に戻ろうとすると
サイド! サイド!
近くにいたので今度は聞こえました。
あ、そうかー サイドを使えっていう指示を出されてたんだなー。聞き間違えないよう気を付けよう。
サイトぉ! サイトォ! 聞こえてくれば試合の状況と、コーチを見て私が呼ばれてるんじゃないんだよなー? と確認。
試合が後半に入って少しして
サイトウ! サイトウ!
あっ! 今度こそ呼ばれてる。
「コーチ、呼ばれましたか?」 「いや、呼んでへんぞ。」
あれー? とまた戻ります。
サイトウ! サイトウ! と聞こえて顔を向けると
試合に出ている内藤選手に指示を与えるコーチの姿が...
いつもなら 「おい! コーチが呼んでるぞっ!」 と頼もしく言ってくれるベンチの仲間がいたのですが
その日はあいにく私だけで...私が本当に呼ばれてるのかどうか、コーチとも離れていたので、その試合はビクビクしながら様子を伺っていました。