(株)なおかつの店頭から釜石へ

昨年の大震災の直後、自分の無力を痛烈に感じながらも何かしようと思い、(株)なおかつの店頭に設置した義援金箱。

 

これを置くこと自体、軽いような気がしたし、偽善のような気もして迷ったことを思い出す。

 

なおかつにはショッピングをするような店頭がないからこの義援金箱に気持ちを入れてくれるのはお客さんではなく、メーカーや問屋や配送の人たちと、僕らなおかつメンバーくらいなんやけど。

 

そんな店頭だからなかなか新しい登場人物は出てこない。 お馴染みの顔ぶれで毎日が過ぎていく感じ。

 

こんな場所に義援金箱を1年以上設置してもあまり意味ないかなーって思ってた。

 

でもそれがそんなことはなくって、少しずつ箱が重くなっていくねん。

 

誰が入れているかとかわからんねんけど確実に気持ちが増えていくことが嬉しかった。

 

そんな義援金箱が先週釜石のラグビー部に届いた!

 

しかも、箱のまま!!

←写真は釜石シーウェーブス主務の中上太一さん

僕の同級生で1997年に関東代表のチームメイトとしてカナダに遠征した時はキャプテン

人生で髪型はパンチパーマか角刈りしかしたことのないアツく、心優しい男。

元自衛隊員。

 

(注)  「人生で髪型はパンチパーマか角刈りしかしたことない」 っていったけど坊主頭に前髪だけを少し残す髪型やモヒカンみたいなのも角刈りに含ませていただきました。

 

 

 

 

この箱はなおかつメンバーの山口哲の力作でお賽銭箱の造りになっていて頑丈で中も見えないようになっている。

 

だから集まった金額がいくらかは知らない。

 

1年間集めたお金は箱いっぱいにならなかったけど、みんなの気持ちとなおかつの空気は箱いっぱいに詰まってるし、釜石のみんなが箱を開けた時には何かが伝わると思う。

 

1年間なおかつ店頭にあったこの箱が、宅急便も使わずに原型のまま釜石に届いた訳やけど、これって何気に凄いこと。

 

どんな使われ方をするのかわからない機関に届けるのではなく、直接釜石に届けたかった僕らに、

 

「週末に釜石行くから届けてあげるよ」 って普通のカバンには入りきらない大きな箱を何のためらいもなく持ち帰ってくれた村田さんに感謝!

 

ホンマに箱のまま釜石に届いた写真を見た時は感動!!

 

村田さん、ありがとうございました。

 

 

 

←東京から京都に出張で来られていた村田さん。

 

蓮舫の旦那に似てるって言われるらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大きな箱に入った少しのお金は被災地に届いたけれど、これで何かが変わるわけでも、何かを達成したわけでもない。

 

終わることのない復興や再生、消えることのない苦しみのなか毎日を頑張ってる被災地の人たちに負けないように僕らなおかつメンバーも毎日を張り切って100%で生きる!

 

自分たちが精一杯でないと人の応援なんてできないし、「頑張ろう!」 ってカッコつけていっても何も伝わらないからね。

 

これからも被災地の人が京都に来た時に笑えるように、メッチャ笑って生きていったろっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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