パニパニパニック 119

昨日書いたように(妻)紀美子が数えで70歳になった。つまり69歳。

 

事件はその69歳の誕生日に起こった!

 

1月10日、(妻)紀美子の誕生日の朝、埼玉に住む二男勝人から長男直人に1本の電話が入ったん。

 

「お兄様、先ほどお母様にお誕生日のお祝いのお電話をしたところ、お父様(会長)が電話に出られたのですが何やら様子がおかしいのでござる。ここはお兄様が実家まで出向いて様子を見てきていただきたいのでござる。」

 

って言うねん。

 

「マジうぜえ」 って女子高生っぽく思いながらも長男直人が実家に顔を出してみると

 

そこには壮絶な光景が!!

 

(妻)紀美子が嘔吐を繰り返し、のたうち回ってもがき苦しんでるやん。

 

その横で、完全パニックの 「あたふた (・・;) アタフタ (・・;)」 を通り過ぎて次の段階の 「大丈夫大丈夫」 って自分に言い聞かせながら眼の前の現実を完全にシャットアウトしてしまった会長の姿が・・・。

 

嘔吐しまくりで、のたうち回って唸ってる(妻)紀美子の横で会長は何してたと思う?

 

座って新聞読んでてんで。

 

コップ一杯の水と毎朝(妻)紀美子が呑んでいる薬を畳の上に並べて

 

「お母さん、これ飲まんとアカンで」

 

とか言いながら(^_^;)

 

そんなもん呑んで治るかぁ!!(>_<)

 

長男直人がその光景に驚いて

 

「どうしたんや???」

 

って訊いても

 

「苦しんではんねん・・・」

 

やって。

 

そんなもん見たらわかるわ!! (>_<)

 

この緊急事態にすぐに救急車を呼ぶため119のプッシュボタンを押す長男直人。

 

長男の姿を横で見つめてる会長。

 

救急車の要請を終え受話器を置く直人。

 

その直人に話しかける会長。

 

「救急車ってホンマに119押すんやなぁ」

 

「はああああ??????  ちょっと待って待って、会長知らんかったんか?」

 

「119の前になんか付けなアカン思ってたけどなあ。 ちょうど誰かに訊こうと思ってたとこや」

 

「119の前にいろんなもん付けてたら緊急の時困るやろ!」

 

ってなアホな会話の間中、のたうち回って嘔吐しまくる(妻)紀美子。

 

「時間経ったら治るやろ」って呪文のように言い続ける会長。

 

直人に 「救急車はお前乗れ!」 って命令を下す会長。

 

病院で診察されている間も待合室に3分くらいしかジッとしてられなかった会長。

 

昼御飯のことがめっちゃ気になってた会長・・・

 

結局、病院に運ばれ1週間ほど入院してた(妻)紀美子も元気に退院してきたんやけど思い出に残る誕生日になったかな。

 

この日の1番のプレゼントは会長に「119」を教えてあげたことやったかも (^^)v

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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