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この写真を見て懐かしく思う人もいるやろう。

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1996年の2月に初めてサントリーサンゴリアスが日本一になった試合のクライマックスシーン。（相手は三洋電機）

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この試合のラストプレー。　ボールを持って鬼の形相で走る尾関がこのままトライラインまで走り切りトライ。

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その後の永友のコンバージョンが決まり27対27の同点に追いつきノーサイドとなり、両チーム初優勝！

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同点ながらトライ数の差でサントリーが次のステージである日本選手権の出場権を得る。

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って僕の人生でも最高の思い出のシーンなんやけど、今日の話はボールを持って走る尾関を追いかけ振り切られた感じが全開の後ろに写ってるオデブちゃん。

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彼が尾関に指一本でも引っ掛けることができたならサントリーラグビー部の歴史も変わっていたかもしれない。

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その彼の名は杉山　篤　（ニックネームサンダー杉山）。

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この人、大阪体育大学から三洋電機に進み活躍した選手で、僕の同学年であり同じポジションでもあるライバルってやつ。

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大学時代から関西の学生代表なんかもサンダーが選ばれたら僕は補欠。

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社会人になってからもサンダーより評価をしてもらわない限り地域や日本の代表選手にはなれないという、僕にとっては目の上のタンコブ。

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その雰囲気とキャラクターから人気もあった。　　はず。

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そんな関係って仲良くなることが多いねん。

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サンダーは僕より早く引退して三洋電機の社員として頑張ってたんやけど、東京にいたからよく呑みに行った。

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そんなサンダーが転勤で今は大阪にいるということで昨日一緒に呑んだ。

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ある?み会にサンダーを呼んだんやけど店に入ってくるなりその可愛らしさに笑ってしまった。

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昔は、僕の目の上のタンコブとかって言ってたけど今はサンダーの目の上に大きなホクロが出来てた。

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僕らにしかわからないスクラムのマニアックな話でひとしきり盛り上がり、大阪まで帰る電車の都合で先に帰ったサンダーやけど、帰る前にどうしても写真を取らしてほしくてお願いした。

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僕らプロップというポジションの選手が目指す「ブサカワイイ」のお手本のようなサンダーに

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「サンダー、お願いやからブサカワイイ写真取らして」って。

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ブサカワイさに自信を持っているサンダーは快くカメラの方ほ向いてくれた。　

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　ブサ-３　の　可愛い-７　くらいの絶妙のブサカワイさでドキッとしたわ。

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