11月11日夜「にあんちゃん」という白黒の映画を見ました。
究極の貧乏 そのまんまの映画です。
でもとても明るくたくましい映画でした。
私の家も貧乏でした。父・母・子供6人の家族です。
公務員の父と内職をする母で6人を育ててもらいました。
今でこそ公務員はいい仕事なんて言いますけど
当時は給料が安い代表みたいなものでした。
おふくろの内職はまだ30銭とか50銭の位のある仕事でした。
邪魔をしてたのか 手伝いになったのかよくわかりませんが
兄弟みんなで一緒にやってました。
朝学校に行くときは大きな磁石を引きずって鉄クギ集め
電信棒で工事があると飛んで行って銅線集め
銅線のことをアカと言っていい値段になりました。
チャンバラごっこやそり遊び ゴム中で蝉落とし
いろんな遊びの道具は自分らで作りました。
野球のボールやグローブ・バットも作りました。
学校から帰ると すぐ近所のガキたちを集めよからぬ相談。
今日の遊びを決めて夕方まで目一杯遊びます。
子とりに見つからぬように帰ります。
「にあんちゃん」と同じで 明るくたくましくそして汚い子供たちです。
今も貧乏なんですが、貧乏に育ててもらった そんな気がします。
貧乏に乾杯!