昨日8月16日は京都五山送り火があった。

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今年は開催前に送り火で燃やす松をめぐって二転三転のニュースが流れ毎年とは違った雰囲気の中の行事となった。

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ニュースというのは3月に被災した陸前高田の松を使う予定が放射能汚染の可能性のため使用を見合わせるというもの。

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正直最初にニュースを知った時、「ＮＯ」を出した大文字側に「なんでやねん」って思った。

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なにか問題が起こる時は相手が機械でない限り、それぞれの「いいぶん」というものが現れる。

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今回の大文字側の「いいぶん」もよくわかる・・・頭ではよくわかる。

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でも、「そうじゃないんちゃいますの？」って方が強い。

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そんなことをここで言う以上、今回使用するはずだった松を大文字で燃やした場合どんな影響があるのか勉強してから言ってるのか？って言われたら勉強なんてしてない。　知らん。

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でも思う。「そうじゃないんちゃいますの」って。

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「魂」に対して行う行事に「頭で考えること」を持ち出すと場違いな感じがする。

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今回はその「場違い」な感じがそのまま残念な気持ちにもなった。

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先に書いたように頭ではわかるんやけど。　きっと大文字保存会の人たちも立場があっての意見なんやろうし。

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でもでも、昨夜の大文字はやっぱり綺麗やった。

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見ながら思った。鎮魂や追悼は皆でそろっての儀式も大切やけど、生きている僕らそれぞれが思いながら全力で頑張らなあかんって。

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震災で亡くなった人達も、子供のころ亡くなったおじいちゃんおばあちゃんも、高校の時亡くなった先輩も、お世話になった人達もみんな安らかに眠ってほしい。

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