26年という時を経て、「幻の決勝」が実現しまた。
1989年1月7日。このとき私は小学6年生で、まだラグビーと出会っていませんでしたのでまったく知らなかったのですが、昭和天皇逝去のため、同日午後1時から予定されていた第68回全国高校ラグビー決勝「大阪工大(大阪第3、現常翔学園)―茗渓(めいけい)学園(茨城)」が中止になり、両校優勝となりました。
当時のメンバーらが26日、大阪・東大阪市花園ラグビー場に集まり、交流戦という形で試合が行われました。
優勝候補筆頭だった大工大はパワフルな突進、勝ち上がるごとに強さを増してきた茗渓は展開ラグビー。
とはいえ彼らも40代、あちこちで負傷者が出るドタバタ劇の中、序盤から試合を優位に進めた大工大が64―19と快勝しました。
こういった形でまた当時の仲間と一緒に汗を流せるラグビーってやっぱりいいスポーツだなと思いました。