9月開幕のラグビーW杯イングランド大会に出場する日本代表は、今合宿最初のスクラム練習で反則スレスレの新型スクラムに着手。新たな武器を携え、W杯8強進出に挑みます。
新型反則スレスレスクラムのカギは、ヒット直前の重心を前に置くとのこと。元フランス代表フッカーのマルク・ダルマゾ・コーチ(48)は「今までは(体を)垂直に下げていたが、前に出ながら下げて、相手にスペースを与えないようにする」と説明し、ヒットの瞬間に一気に息を吐き出す呼吸法も伝授しました。
8人の重心が前傾になるため、レフェリーの指示より先にヒットする「アーリーエンゲージ」の反則を取られるリスクもあります。
しかしそこは日本で一番のスクラムの名手たち。反則を取られないようにうまーく対応してくれると思います。
欧州勢がそうやってくるので、こっちもやるしかない。アジアでは反則を取られるだろうけどとグレーゾーンの駆け引きで勝負します。
グルジアとは、9月5日にテストマッチを戦います。W杯初戦・南アフリカ戦は、2週間後の同19日。新型スクラムでリベンジを果たし、W杯に乗り込みます。