先輩の御見舞いに行った時のこと。

 

病院駐車場が長蛇の列だったので、近くの一般駐車場を探した。

 

近くにあったのがコインパーキングではなく、小さな小屋にオジイちゃんがいて、車のカギと交換に番号札をもらうタイプの駐車場。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いまどき京都でも珍しい30分150円の安さ。

 

御見舞いなので長居することも無く20分ほどで戻りお金を払う。

 

150円。

 

交換に車のカギをもらって車に乗り込もうとした時、小屋のオジイちゃんがこちらを見て叫んでる。

 

「ごしゅじ～～～ん、領収書は要りませんのか？」

 

46歳を目前にしながら初めて言われた・・・「御主人」

 

そりゃ、嫁さんといる時には「御主人」て呼ばれることはある。

 

でも1人の時はまだそんなふうに呼ばれる歳じゃないって勝手に思ってた。

 

禿げてるだけでそんな風には見えないはずって勝手に思ってた。

 

・・・間違ってた(T_T)

 

僕、そんな歳やってんや。

 

いや、僕、そんな風に見えるんや・・・

 

しかもメッチャオジイちゃんに呼ばれた。

 

僕にとって、家来でも召使いでもなんでもなんでもないオジイちゃんなのに「御主人」って。

 

どうせやったら「ご主人さま」って呼んで欲しかった。

 

150円分だけ。