突然の結婚式

先日、お得意先の業者会があった。

 

会費を納めて会場に入り、お酒と食事を楽しみながら酒屋や八百屋や土建屋や電気屋や・・・がお互いに、または

お得意先のスタッフの方と親睦を深める会。

 

と思って出席した。

 

少なくとも今まで僕が出席した業者会はそうだった。

 

それが今回は会費を納めたらすぐに控室らしきお部屋に通されて、ウェルカムドリンクらしき飲み物を頂く。

 

手の込んだ演出の始まりを予感。

 

今回の招待状には特別な企画は一切書かれていなかったはず。

 

あれ?これってサプライズ!ってヤツかも!

 

って思うけど、その時点では誰も知り合いがいないから誰にも言えず1人でその疑問を抱える。

 

しばらくすると、スタッフの方が

 

「模擬結婚式の御用意が出来ましたのであちらへどうぞ」

 

って案内に来られた。

 

「モギケッコンシキ?」

 

「模擬試験」 の モギ?

 

完全に頭の中は混乱して

 

「なに?なに? ワタクシ今から結婚式出るの? しかもモギの? えっ?茂木さんの結婚式? あれれ?」

 

ってなりながらも人の波に呑まれて別室へ。

 

うっわ~! これってお庭が見える結婚式場やん!

 

って思いながら案内されるがままに見ず知らずの女性の隣に座る。

 

この会場、見ず知らずなのはなにも隣に座った女性だけじゃないのよね~。

 

だ~れ1人知らん(^_^;)

 

「聞いてないよ~。こんなの聞いてないよ~。」 って心が叫ぶ。

 

でもそんな僕の心の叫びなんて完全無視で司会者が話し出す。

 

「本日の良き日に~~~・・・・・・・。 それでは皆さまあちらをご覧ください。新郎の入場です。どうぞ盛大な拍手でお迎えください!」

 

パチパチパチパチ!!!!

 

うっそや~ん!ムリムリ! 知らん人に盛大な拍手なんてしたらバカにしてるみたいやんか!

 

そうなの。当然、新郎も新婦も見ず知らずの人。

 

ご丁寧に新婦をエスコートして出てきた「新婦の父」も知るわけない。

 

これどうしろっちゅうねん!

 

新婦の父 役のおっさん! なにちょっと泣きそうな顔作った演技しとんねん!

 

あらららら、見ず知らずの男女が指輪の交換をし始めたで!

 

アカンて。 ええ大人が集まってなにしてるのよ!

 

司会者がしゃべる。

 

え~?? また盛大な拍手しないとアカンの?

 

だから僕は知らないんだってば!

 

新郎も新婦も司会者も列席の皆さんも誰1人知らないんだってば!

 

拍手はするけどどんな表情で拍手するのよ?

 

ねえねえ、せめて事情を説明してよ!

 

僕はどこに紛れこんだんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ってことが今月の初めにありました(^^)v

Designed by: video games | Thanks to Wachdienst, Trucks and SUV