賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)

第一回目は(株)なおかつから徒歩3分にある下鴨神社(正式には「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」とよびます)。

世界遺産として京都本にも登場しまくる下鴨神社の片隅にある石碑を紹介します。

この石碑にはラグビーボールの絵と「第一蹴の地」の文字が刻まれております。

 

その昔、旧制第三高等学校(現在の京都大学の前身の一つとなった旧制高等学校)の学生がこの地で初めてラグビーボールを蹴ったことの記念碑だそうです。

私は子供の頃から親父(なおかつ会長)にその意味を教えられ、ラグビーを始めたころからは大きな試合の前にはここにお参りに来るようになっておりました。

何かが祀ってあるわけではないのですけどね。

 

いまは毎朝この石碑の前でお年寄りがラグビーではなく太極拳をされています。

最近は通勤時に自転車で通りかかりながらこの石碑よりも太極拳のお年寄の方が気になり、メンバーが減っていたりするとメッチャ心配になります。

石碑の碑文には「明治43年9月、三高生徒が、この地ではじめてラグビー球を蹴る。こうして三高蹴球部が生まれ、日本ラグビー界の輝かしい歴史がはじまった」という内容が刻まれています。当時、日本には慶応義塾に唯一のラグビー部がありました。当然国内に試合相手もなく横浜居留の外国人と練習していた慶応チームの真島進が、下鴨神社の近くに下宿していた親戚の三高生、堀江宇吉を訪ね、糺の森の馬場で一緒に練習したのが三高蹴球部の始まりとなったと伝えられております。

 

翌年の1911(明治44)年に、慶応と三高が対戦、これが日本人同士の最初のラグビー試合と記録され、京都帝国大(現京都大)に進んだ三高生らが中心になり、昭和初期には黄金時代を築きました。1949(昭和24)年、学生改革の結果、三高蹴球部は消えましたが、20年後の1969年に、この石碑が建立されました。

 

ラグビーを愛する方は一見の価値あり!そして帰りは弊社へお立ち寄りください!

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