北海道亀田郡七飯町の出身の心優しきラガーマンである。
年齢は僕のひとつ下の55歳。
現在は岡山県の環太平洋大学でラグビー部監督として多忙な日々を送っている。
30数年前に高校日本代表で主将を務め、明治大学へ進学後は1年生、3年生、4年生で大学ラグビーの日本一に輝いている。
4年生時の日本一では主将としてチームを牽引した優秀なリーダーなのである。
華麗なる経歴は大学卒業後も続き、神戸製鋼入社後も4度の優勝に貢献し、このチームでも主将を経験した。
そんな彼が京都に来ると言うのでふたりで食事をすることになった。
お店はかつて神戸製鋼のライバルとしてしのぎを削ったワールドラグビー部OBの露口さんが経営する美味しすぎる焼肉屋さん「とうざん」さんへ。
左から小村淳、露口オーナー、僕
美味しい焼肉となおかつの美味しいビールでお互いの近況報告をしながらおしゃべりオジサン二人で盛り上がった。
近況トピックとしては小村淳は環太平洋大学ラグビー部監督を務めながら「学監」という環太平洋大学の学生全員の監督のような役職を兼任することになったという。
おめでたい事ではあるが、学監になると専用の部屋も用意されこれまで以上の激務と向き合っているそうだ。
人一倍責任感の強い男だから学生全体に愛情を注ぎ、神経をすり減らしながら学監を全うしていることが想像できる。
神経をすり減らしてることが良くわかる写真がある。
なにをもって良くわかると言っているのかは差し控えよう。
12、3年前と比べてみる。
すでに神経はすり減らし始めているのかもしれないがまだマシだ。
なにがマシなのかは差し控えよう。
では、これならどうだろう?
かなり神経をすり減らし過ぎているようで心配だ。
薬は飲んでいるらしいがこの状態だという。
どうせこんなんなら薬なんか飲まなきゃいいと提案してみた。
飲まなかったらもっとひどいんだと小村淳は言った。
その時僕の頭の中にはこんなことわざが浮かんだ。
「五十歩百歩」「目くそ鼻くそ」
がんばれ!学監!
勝利は目の前だ!
小村また遊ぼな!
小村 淳(こむら あつし)

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