だれがムツゴロウさんやねん (-_-;)

僕は動物が苦手だ。



嫌いなんじゃない。苦手なんだ。



この時の「苦手」って言葉の8割は「怖いよ~」で形成されている。



だけど僕は9年前から可愛い可愛い猫と暮らすようになった。



世の中に生きる動物の中に唯一「苦手」じゃない動物と出会った瞬間だ。



なにものにも代えがたい、この愛おしい猫に出会って8年が過ぎた頃だった。



僕は重度の猫アレルギーだと血液検査が教えてくれた。



お医者さんは僕に言った。



「8年も一緒にいたんだからこれからも我慢すればいいじゃないか」と。



「かわいいんでしょ?」と。



妙に納得した。



鼻水も目の痒みも僕が我慢すればいい事だし、出来るだけのケアをすればいいんだ。



当然、闇雲に動物と触れ合うことを望むことはない。



我家の猫だけを受け入れたということだと理解してもらっていい。



と思った矢先に出会ったのだ。



僕の心を揺さぶるドッグ。。。「犬」に。



我が社の社員の男の家族である犬に。



僕は迷った。



「かわいい!」と「やっぱ怖い」と「猫アレルギーは犬に近づいて良いのか?」と「抱っこできるかも」と「噛まれたら痛いんだろうな」



の感情が僕の大きな頭の中を駆け巡る。



僕はすぐに結論を求められた。その場にいた人間たちの表情が僕に迫ってきたのだ。



それに負けないように僕は結論を出した。



僕なりに触れ合うことにした。



ナデナデもするし出来れば抱っこもする。



アレルギーを気にしながらも可能な限り顔も近づけることにした。



犬の魅力にトキめいた。



めっちゃかわいい!



だけど自分の距離感は守らなきゃな!



って思っていた時だった。



犬の飼い主である我が社の社員の男の妻が僕にやった。。。








ダメだって。。。



だれがムツゴロウさんやねん!って言ってる場合じゃないんだって!



これは僕の距離感じゃないんだって (T_T) 



まだ見えないところからの触れ合いは怖いんだ。。



近すぎるとアレルギーが出ちゃうかもしれないんだ。。。



心の中でどんなに叫んでも我が社の社員の男の妻は止めようとしない。





最初は「なにすんだよ!」って思ったけどすぐに考えは変わった。



ビビってる僕を鍛えてくれてありがとう。



お陰で犬と触れ合うことを楽しむことが出来るようになったよ!



猫アレルギーが犬と触れ合っても大丈夫だったよ!



って感謝さえ感じた。



そして同時に妻の暴挙を横で笑いながら見ていた我が社の社員の男には厳重注意をしようと強く誓ったのだった。











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