いま世界中で注目を集めるアイリッシュウイスキー「BUSKER(バスカー)」
そのブランドセミナーが大阪で開催されたので参加してきた。
講師はグローバルブランドアンバサダーのウッディ・ケイン氏
どっからどう見てもプロップ体型の彼とは少し仲良くなれそうな気がした。
セミナーはウイスキーの歴史を紐解くところから始まる。
ウイスキーの起源はスコットランドかアイルランドか、というのは常に議論の的だが、
もちろん、アイルランドであるというストーリーで話は進む。
テーマのせいか、序盤からトークは熱を帯び、熱きアイリッシュ魂を目の当たりにしたが、
アイリッシュウイスキー独特の原料や製法などへと話は続く。
そして、いよいよバスカーの話題に入る。
バスカーにおいて、極めて重要な要素を占めるのがカスク(樽)。
バーボン樽、シェリー樽、マルサラ樽の原酒を絶妙にブレンドすることでその豊かな味わいが生まれるという。
セミナーでは「シングルグレーン」「シングルモルト」「シングルポットスチル」、そして、その3種類をブレンドした「トリプルカスク」の4種類について、その原料や製法、熟成に使用される樽を学びながらテイスティングをおこなった。
アイリッシュウイスキーは比較的飲みやすいとされているが、それぞれにハッキリと個性があり、ブレンドの妙を感じることができた。
特に「トリプルカスク」は「トリプルスムーズ」という副題がついているだけあって、ものすごく飲みやすいながらも、しっかりとした味わいも持ち合わせており、その人気の理由がとてもよくわかった。
ちなみに、バスカーは日本での売上が世界No.1らしい。
そのスムーズな飲み口とハイボール文化が見事にマッチしたんだろうと思う。
ただ個人的には、ビギナーの方にこそ、ストレートの愉しみ方を知ってもらえるアイテムなんじゃないかと感じた。
ついついスコッチやジャパニーズ、バーボンに手が伸びがちだけど、アイリッシュもいいなあと
新たな発見や学びがあった非常に有意義なセミナーでした。
皆さんも是非、アイリッシュウイスキーを楽しんでみてください。
Sláinte !!
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