近頃よく耳にする「タイパ」という言葉。
コスト・パフォーマンス(コスパ)をもじって造られたタイム・パフォーマンスという言葉の略語。
ものごとに対してかけた時間に対する成果(=時間対効果)を示す言葉で、2022年の新語大賞に選ばれてからじわじわと浸透してきて、今ではだいぶ耳馴染みしてきた。
と思ってたら、どんどんと新しい「パ」が出てきてるらしい。
例えば「エネパ」。
かけたエネルギー(労力)に対するパフォーマンスのことらしい。
なるほど。
でも、エネルギーというのはものすごく包括的な概念で、
例えば発電のシーンでは
エネルギー[J] = 電力[W] x 時間
という定義が成り立っており、エネルギーに時間(タイム)の要素が既に含まれていると言える。
つまり、エネパはタイパの上位概念であって、もはや究極の「パ」の考え方だろう。
と思っていたら、恐ろしい言葉を見つけてしまった。
「ヘルパ」
こんなイメージが頭の中を駆け巡るだけで、まったく想像もつかない。
ということで調べてみると、
「ヘルス・パフォーマンス」の略で、一度の食事でいかに効率よくたくさんの栄養を摂取するか、という考え方らしい。。。
おかしいっすよね?完全にルール違反ですよね?
ヘルス(健康)は得られる効果、つまりパフォーマンス側の言葉であって、コストとかタイムとかエネルギーといった消費される側ではないですよね?
百歩譲って「ミルパ」(ミール・パフォーマンス)ならまだしも「ヘルパ」って。。。
ということで、もはや何でもありになってしまったので、絶対に「ヘルパ」は認めませんが、
次はどんな手を使って新たな「パ」を生み出してくるのか、楽しみにしたいと思います。
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