ありがとう上京区

僕が初めて京都に住んだのは大学生の時。


ラーメン街道で有名な左京区・一乗寺に下宿していた。


当時は一乗寺イチ・ストイックなプロップだったので深夜のラーメンはたまにしか食べなかったけど、とても住みやすくて下宿先としては打ってつけの町だった。


元田中や一乗寺付近は下宿先の定番で、吉田や聖護院、北白川あたりに住む学生も多かった。


でも、たまに下宿のエリアで個性を出しちゃう人がいて、中には「川の向こう」に住む者もわずかにいた。




川とは、鴨川のこと。


当時、僕らの間では鴨川を挟んで東と西でエリア分けされていて「川よりこっち(東側:左京区)」が京都大学のエリア、「川の向こう(西側:上京区)」が同志社大学のエリアとされていた。


川の向こう側の方が華やかであり、流れている空気は西に行くほど澄んでいると言われていた。


その中で毎年一定数、川の向こうに住む裏切者の京大生がいて、彼らには「イキってる」というレッテルが貼られた。




2022年(株)なおかつへの転職が決まり、僕は3年半ぶりに横浜から京都へ戻ってくることになった。


最初に決めなくちゃいけないのは、勿論住まい。


職場はまさに左京区の出町柳・元田中という完全に京都大学エリアのど真ん中。


順当に考えれば、わざわざ川を渡る必要などないんだけど、、


ハマっ子のプライドが邪魔をしたのか、気づいたら上京区民になっていた。


しかも、そうとは知らず「御所西」という上京区の中でもなかなか良いとされているエリア。


壮大に「イキって」しまった。笑




でも、さすがはカミギョー、さすがはゴショニシ。


評判通りのめちゃくちゃいい街でした♡


この度、引っ越すことになったけど、カミギョーに住むことが出来てよかったです。


ありがとう上京区。

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