ラグビーには↑スクラムという特殊なプレーがある。
ラグビー選手の中でも大柄な選手が多いフォワード(背番号1~8)と呼ばれるポジションの人たちが、肩やらお尻やら脇腹やらをガッチリ組み合って味方8人と相手8人が
押し合いをする。
体が軋む音を聞きながら力とテクニックと知恵と感性をぶつけ合うこの攻防はロマンチックだとさえ感じる。
僕も(株)なおかつの志村大智もこの素晴らしい世界で生きてきた。
僕と大智の初対面もスクラムだった。
で、このスクラムの話。
あれはなにやってるの?って思う人もいるかもしれないけど、めちゃくちゃしんどくてめちゃくちゃ駆け引きがあるねん。
だから普段トレーニングをしてないおっさんラグビーでは危険やからノーコンテストスクラム(押し合いは無し)っていうルールでラグビーを楽しむことが多い。
先日、日本の真ん中岐阜県郡上市で僕の同級生(昭和43年生まれの集まりで「43会」と呼んでいる)が全国から50人近く集まって試合と懇親会を開催した。
初日のイベントではメンバーを東西に分けての試合が組まれた。
僕は3番で出ることになったんやけどこの時にスクラムを組み合う選手(通称 トイメン)は相手チームの1番となる。
そしてこの日も試合前に告げられたルールは「ノーコンテストスクラム」。
スクラムで生きてきた僕にとっては受け入れがたいこのルール。
相手さえ受け入れてくれるならガチンコスクラムでもええじゃないか!ってことでトイメンの田中君に吹っ掛けたら「望むところ」とばかりに乗ってきた!
この田中君、もちろん同級生なんやけどお仕事がカッコ良くて日本の海を守ってくれてはるの。
お酒を売る中村 VS 日本の海を守る田中!!
絶対負けれねえ!!
ってことでスクラムが始まったんやけど、田中君の眼がギラギラって熱く鋭くなって僕を射抜いてくる。
「あっ、このタイプはヤバい!ちょっと怖いかも」って思った僕はどうするか。
答えはひとつ。全力でスクラムを押しに行く。それしか自分を守れない。
それぞれの思いを真剣にぶつけ合ったらその後は「親友」が誕生する。
清々しいスクラムを組ましてもらった田中ありがとう!!
前から知ってる人も初対面の人もみ~んな友達!やっぱ同級生はいいもんだな。
↓京都から参加組
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