タイガースが38年ぶりの日本一を達成した。
選手や監督・コーチ陣、そして現地の阪神ファンの表情を観ていると、何だかグッと来るものがあったなぁ。
そんな岡田阪神は、チャンピオンチームに抜かりなく、既に来年に向けて秋季キャンプを始動している。
その岡田監督が秋季キャンプについて話していた内容がとても印象的だった。
「この11月いうのはものすごい伸びる要素のあるな、一番鍛えたいんよ、はっきり言うて。もう1年間ね、2月からやってるから体が体力ができてるから、あとはもう技術を教えられる。2月はやっぱりそういうわけにはいかんからな。」
僕の中の常識では、シーズンが終わったらオフに入り、心身共にリフレッシュして新たなシーズンに備えるというイメージだった。
でも、この時期を技術の錬成に最適なときと捉え、秋季キャンプをその位置づけとする考え方はめちゃくちゃ納得感があった。
その後にオフを挟むとはいえ、たしかに一度掴んだコツや感覚っていうのはそう簡単に忘れることはないんだろう。
何事も準備が大事とはよく言うが、1年間の中で、いつ・何をすべきかというのを見極めるのは、なかなか簡単なことじゃないと思う。
適切なプランを立て、確かな道筋を示して選手たちを導くことが、監督としての素質なんだろう。
競技は違えど、いち指導者として、これまでの自分の常識に捉われ過ぎず、もっともっと多くを学び、体現し、成長していかんとなぁと改めて感じることができた秋でした。
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