善光寺の本堂に入ってすぐのところにある『びんずるさん』。
つい先日その『びんずる像』が盗難されたとの報道がありました。
長野生まれの私にとって善光寺はよく行くお寺でしたのでとても心配
していましたが、犯人はスピード逮捕されてびんずる像は無事に善光寺に
もどってきたようです。
ツルツル、ピカピカの像「おびんずるさん」。
お釈迦さんの弟子の中でも特に神通力が強かったびんずるさん。
その像にも病気を治す力があるとされ、撫でるとその部位の病気が治るという信仰に
つながっていったようです。
僕らも小さいときから善光寺に行けば必ずびんずるさんを撫でまくるわけです
ひんやりとして つるっとしたあの感触は今でもはっきり覚えています。
本堂に入口近くにいるびんずるさんを撫でまわした後、
本堂の階段を降りたところにある大きな香炉に火をつけた線香の束を放り込み
これまた祈る・・・
そしてその煙を自分の体に浴びながら無病息災を祈る・・・そこまでがセット。
なので、びんずるさんのひんやりした感触と煙のにおいは、同時に脳裏に蘇るのです。
だっこされてびんずるさんを触り、そしてだっこされて煙を浴びる・・・幼少期の記憶。
そのうち自分でどこでも触れるようになって、そしてまた色々な事をお願いする。
なんでもお願いしていたなぁ。
今度長野に帰ったらびんずるさんに会いに行こう。
最近のコメント