ギャンブラー

(株)なおかつに入社して1か月半が経ち、おかげさまで仕事にも環境にもだいぶ慣れてきた。


日々新たな出会いがたくさんあって、とても充実した毎日を送っている。




昔から、初めてお会いした方に「何かスポーツをやってますか?」と聞かれることがよくある。


なおかつの新入社員です、とご挨拶すると、「やっぱり(あなたも)ラグビーですか?」と聞かれることも多い。




そう言っていただけると、初対面の方でも一気に心のハードルが下がるような気がして、
僕にとっては、とてもありがたいやり取りのひとつ。




でも、よくあるこのやり取りの中にも、実は色んな人間性が垣間見えることがある。






たとえば、


「何かスポーツやってはったんですか?」
「ラグビーを・・・」
「ですよね!!」


パターン。


この場合、「おそらくこいつはラグビーだろうな」と思いつつも「もし違ったら失礼にあたるかも」という葛藤が垣間見えて、
いい意味での日本人らしさや紳士的な一面を勝手に汲み取っている。




こういったやり取りについては、それなりに場数を踏んできたつもりだったけど、
この間、初めてのパターンに遭遇した。




それは飲んだ後、家に帰ろうとタクシーに乗り込み、行き先を伝えた直後に起きた。


運転手さんの口から、唐突に発せられた言葉は、




「プロレスラーですか?」






とても衝撃的だった。


あらゆるスポーツの中から敢えて「プロレス」をチョイスし、それを迷いなく真っ直ぐぶつけてくるギャンブラー精神に度肝を抜かれた。


「あ、ラグビーですぅ。。。」としか返せなかった自分が情けない夜だった。

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