「趣味は何ですか?」という質問ほど回答に困ることはないけれど、強いて言うなら「お散歩」が好きです。
一人でのんびり歩きながら考えごとをしていると、何となく頭の中が整理できることもあるし、
お酒を飲んだ後、夜風を浴びながら酔い覚ましでゆっくり歩いて帰る時間もキライじゃない。
でも、その お散歩好き がだんだんエスカレートしてきた。
兆候が見られ始めたのが、コロナ真っ只中の2年前の夏。
当時勤務していた工場のカレンダーで、8月に3週連続で月曜日が休みのことがあった。
とはいえ、緊急事態宣言下で誰かを誘って遊びに行くわけにもいかず、「散歩でもしよう!」と思い立った。
毎週月曜日、炎天下のなか約10kmの道のりを、ただひたすら黙々と歩く。
<神戸編>
<京都編>
特に達成感があるわけでもないけど、コロナの閉塞感から少し開放的な気分になれた。
つぎの発作は昨冬。
大学時代の友人たちと京都市内で飲んでいたとき、思い出話に花が咲き、
どういうわけか、宇治にある思い出の店まで歩いて行こうということになった。
真冬の15km。これもまた悪くない旅だった。
人間というのは、すぐに慣れ、新たな刺激を求めてしまう動物だとつくづく思う。
今年の6月某日AM8:00、東京のJR八王子駅にお散歩好きの同志(大学時代の友人)6人が集結した。
目的地は東京駅。
関西でいうと、京都河原町から大阪梅田くらい。
カタールでいうと、アル=ウトゥーリーヤからドーハくらい。
三鷹を過ぎて吉祥寺に差し掛かったあたりから、身体の異常に気付き始める。
京都⇒大阪だと高槻・茨木くらい。
カタールだとライヤーンくらい。
新宿を出る頃には、足裏のマメは潰れ、膝は笑い、腰の痛みと格闘しながらも、休憩もあわせて歩くこと15時間。
なんとか踏破することができた!
さすがに達成感はあったけど、翌日はひたすらアイシングしながら家で安静。
その後も10日間くらい、毎日場所が変わる痛みとの格闘。
散歩は15km以内がおすすめです。
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