とりわけ、車やバイクで通勤する人たちにとっては、永遠の課題だと思う。
つまり、どのルートが最適なのか、っていうお話。
思い返せば、学生時代も京都市内の下宿と宇治のラグビーグラウンドを往復する毎日で、
あそこの角を曲がるべきだとか、あの道を通ってはいけないだとか、侃侃諤諤の議論が部員たちの間で交わされていた。
ただ気ままに相棒(小型バイク)を乗り回していたあの頃は、いかに早く目的地に辿り着くかが主な論点だったけれど、いまはちょっぴり違う。
久しぶりに京都に帰ってきて、通勤手段が自転車になり、「自転車で走りやすい道」という概念があることを知った。
自転車の場合は、京都の碁盤の目を素直になぞる最短ルートが必ずしも最適なルートとは限らない。
車やバス、歩行者の交通量だけではなく、路面の質や状態も「ジテツウ」には重要なパラメータになる。
さらに、ちょっぴり大人になったいま、景色や風情を楽しむ余裕ができた。
いまお気に入りのルートは、あるお寺さんの境内を抜け、世界遺産・下鴨神社を横目に走り、鴨川を渡って通勤する経路。
これが朝の下鴨神社。
そして、これが夜の下鴨神社。
なんか良くないっすか??
とても京都らしさを感じられて、なんとも清々しい気分になれる。
折角だから色んなルートを開拓していきたいところだけど、非常に大きな問題がひとつだけある。
それは、致命的に方向音痴であるということ。。。
いわゆる方向感覚というものを一切持ち合わせていない僕は、どこかに向かうとき、景色の記憶を100%頼りにしている。
つまり、一本となりの筋を曲がってしまっただけで、もう何が何だかワケがわからなくなってしまう。
だからしばらくは、糺の杜の古の風を感じながら通勤していたいと思います。
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