ある日の京都烏丸五条。
19時頃のお話。
烏丸五条とは交差点のことで、烏丸通りは京都駅の正面口から北に延びる京都御所とか同志社大学の横を通る南北の道。
で、五条通りは国道9号線の事で片道4車線もある東西に走る大きな道路。
どちらも交通量が凄く多い幹線道路なのね。
その日、この交差点から烏丸通りを南に向ってひとりで歩いてるお婆ちゃんを見かけたんや。
コロコロ式の買い物かごを引きずってはるんやけど、買い物かごの取っ手のとこに何が入ってるかわからんような汚れたビニール袋をいくつもくくり付けてる人、見かけたことあるやろ?
そんなタイプ。
更には髪の毛が洗ってなくて「綿あめ」みたいになってる人、見かけたことあるやろ?
そんなタイプ。
そのお婆ちゃんが信号待ちしてる仕事帰りのサラリーマン風の人に道を尋ねてはる時に出くわしたもんやから行きたい場所が聞こえたのね。
「あっ、真逆やんか」って思いながら通り過ぎようとしたんやけどそのサラリーマンがお婆さんを無視して早足で歩き始めたんや。
これはあかんやろ!
すぐにお婆ちゃんのところへ行って
「お婆ちゃん、逆やで。今来た道をあそこに見える黄色の看板のところまで戻らなあかんわ。」
って言うたら、お婆ちゃんが
「え~~~~~~っ。。。。7時からの若い人の音楽会行きたいのにあんなとこまで嫌や~」って大きな声で駄々こね始めたのよ(^^;)
若い人の音楽会ってのもメッチャ気になるけど、そんなやりとりより送って行くしかないなと判断した僕が
「お婆ちゃん一緒に行ったげるから頑張ろう!」
って流れになったんですよ。
「若い人の音楽会」に行きた過ぎてマジで車道に飛び出ようとするねん( ̄▽ ̄;)
マジで4車線の五条通りを赤信号で渡ろうとするねん( ̄▽ ̄;)
しかも、「間に合わへ~ん!」って奇声あげながら( ̄▽ ̄;)( ̄▽ ̄;)
予想外の動きで道路に出ようとするから体でブロックしたっちゅうの。
結果的に時間は大幅に遅れたけど目的地まで送り届けることができたんやけどさあ、、、
途中からお婆ちゃんが僕のことを「おじちゃん」って呼び始めたんはなんで?
「おじちゃん、親切ねえ」 × 5回
「おじちゃん、どっから来たの? × 2回
いや、ええねんで。おじちゃんやから。
ええねん、ええねん、ほんまにええねん。
うんうん、ええのええの。全然ええの。
という出来事はかなり楽しい経験やったけど、お婆ちゃんのご家族は注意してあげてくださいね。
ほんまに危険やで!!
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