今までたくさんの結婚式に出席させてもらった。
余興をさせてもらったことも数えきれないほどある。
余興については、その数と同じだけ緊張もしてきた。
裸にもなったし、ふんどしにもなったし、神様にもなったし、ギターを弾ける後輩と一緒にカラオケボックスに籠って作詞作曲したオリジナル曲を張り切って歌って気持ち良くなっていたらその直後に本物の甲斐バンドの甲斐よしひろさんの生歌が始まって凍りついてぶっ飛んだこともある。
披露宴に招待すらされていないニュージーランド人のスコーン君を勝手に控室で待機させ僕の出番にサプライズ登場させてシブがき隊の「スシ食いねえ!」を二人で歌ったこともある。
まあ、歌ったといっても、スコーン君は「へいらっしゃい!」って言い続けただけやけどね(^^;)
そんなこんなであちこちの結婚式を楽しんできたんだけど、つい先日そんな僕の結婚式人生に新しい歴史が生まれた(^^)
なんと人生初の「仲人」、正確には「媒酌人」って形で結婚式の大役を仰せつかっちゃったの(^^)
つまりはモーニングスーツ姿で新郎新婦と並んで高砂の席に座って、滞りなく婚礼の儀が整ったことを列席の皆さん報告して、新郎新婦の紹介も司会の方ではなく僕の役目なわけで、ヘラヘラと「へいらっしゃい!」言うて笑ってごまかすわけにもいかん状況。
こんな嬉しい依頼を頂いたのも「ご縁」の賜物で、新郎がラグビーの後輩、新郎のお父さんはラグビーの大先輩。
新郎の弟さんもラグビーの仲間という関係。
当然、列席者の皆様もラグビー関係者がたくさんっちゅうことになるよね。
特に僕の目の前の主賓の席なんてのは超大御所のド先輩ばかり。。。芸能界で言うたら北島三郎みたいな方がズラリと(^^;)
それだけでも足がガクガクなりそうな緊張なのに、さらに緊張感が増幅しちゃうのは新郎新婦両家がちゃ~~んとしたお家柄だから、当然僕もちゃ~~んとしなあかんっちゅうこと(^^;)
今まで結婚式に招待されて能天気に「スシ食いねえ!」とかって言ってきた僕にとって、ちゃ~~んとすることは非常に大変なのですよ。
だから初めてのモーニングスーツの下は大汗防止で「冷えピタ」貼りまくり!
だけどまったく効き目なし!で溶けてドロドロ。。。( ̄▽ ̄)
とまあ人生初めての経験をしたわけやけど、余興しようが仲人しようがやっぱ結婚式は素晴らしい!
50歳近くになったせいもあるのか、新郎新婦とご両親の表情やしぐさすべてに目頭が熱くなる。
友人スピーチもラグビー部余興も感動して泣けてくる。
今まで他人の余興は、自分よりウケてるかどうかの軸でしか見れなかった僕なのに、めっちゃ感動しまくってしまった(^^;)
自分の子供と重ねたりしちゃうから、笑う場面すらジーンとしてしまうねんな。
そんな中、昔ラグビーのフォワード選手だった新郎のお父さんが、最後の両家代表挨拶の時にアゴからポタポタ滴るほど大汗をかいてはったのは最高にオモシロかったです(^^)
新郎新婦、ずっとず~っといつまでもいつまでも今の気持ちを忘れないでお幸せになってください
\(^o^)/
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