ニッポンのエライ人たちに言いたい事

暑い日が続くけど、皆さんお元気?

炎天下のマスクの中って、呼吸がスーパー銭湯のロウリュウサウナみたいになってるよねえ。

危険やぁ。。。

これもすべてコロナのせいなんやけど、大きな波がまたまたやって来てしまってるね。

飲食店さんへの風当たりというか、要請が特別に厳しくなっていくなかで、補償や協力金の話が各自治体で出始めてる。

「夜10時に閉店」などの時短営業の要請なども含めて、しっかりとそれに従って、真面目に頑張っている飲食店の皆さんにとってのダメージは、各自治体から受け取る協力金では、どうにも傾きかけているものを立て直すことは出来ないし、元気をもらうことも出来ない。

とは言え、各自治体が捻出してくれるお金は凄くありがたいお金であることはみーんな理解してはるねんで。

その理解の上での現実が、用意されたお金と飲食店さんを取り巻く厳しい環境とでは、とてもやないけどバランスはとれないってこと。

そしてもう一つ、僕らの業界の現実を伝えると、飲食店さんが大きくクローズアップされてるけど、飲食店さんへ商品を届けることで生計を立てている我々のような業務用酒販店であったり、肉屋、鮮魚屋、八百屋、氷屋、おしぼり屋・・・の業界の人々のことは完全に放置状態。

これ全部、政府がリーダーシップ取って陣頭指揮の下、不安を払拭して国民を引っ張ていかないとアカンのちゃうんか?

「大変やからおんぶに抱っこしてください。」言うてんのちゃうで。

辛気臭いあんたらに抱っこされるくらいやったら、よっぽど元気に笑って、自分の足で立って、オモッキリ頑張ったるっちゅうの!

今、思うのは「なんでサポートしてくれないねん?」っていうことの前に、

「日本のリーダーたちは、どこに向かって、何を求めて、どんな前進をしていくつもりやねん?」
ってこと。

日本て「政治家の日本」と「国民の日本」と二つあるんか?

ちゃうやろ!

僕は、本当に幸せなことに、ラグビーの世界でたくさんの素晴らしいリーダーたちと出会わせてもらうことが出来た。

それぞれのリーダーたちは、それぞれのやり方で、大きな目標へのストーリーを描き持ちながら、反省や改善、微調整を繰り返して、頑張ってるメンバーを目指すべき場所へ導いてくれたのね。

もちろん、勝負の世界なので、勝てなかった時もあったよ。

それでも、毎年毎年のチャレンジの道のりは、みんなで力を合わせて同じゴールを目指して前進したことを思い出すわ。

僕が出会ってきたリーダーの多くは、リーダーシップは当然なんやけど、やっぱり人として魅力があったし、チャーミングって言うのかなあ、なんか「可愛らしさ」を兼ね備えていたように思う。

普通さあ、リーダーって言われる人が、顔の大きさに合わない小さいマスクしたら、
「なになに?かわいくな~い?」

って言われそうなもんなのに、あの人はボロカス言われてしまうわけやん(^^;)

これ全部、人間のかわいさの問題やと思うねん。

僕が出会ったヘッドコーチに大森さんいう先輩がいらしてね。

大森さんとはプレーヤーとしても共に日本一を経験したことがある、今でも仲良くしてもらってる先輩。(若い女の子風に言うと「大好きな先輩💗」)


この大森ヘッドコーチの年は、勝てなかったけど、今の日本のリーダーたちと違って、なんせ可愛いから選手はみんな頑張るわけ(笑)。

20年ほど前、ラグビーの世界でも、かなり高度な分析部門が定着しつつあった時代の東日本社会人大会での、サントリー対秋田市役所の試合前の一コマ。

試合前のミーティングで、本来ならば、相手チームの特徴や戦術や戦略などの指示が選手に落とし込まれる場面で、眉間にシワを寄せて厳しい表情の大森ヘッドコーチは僕らに向かってこう言ったの。

「相手の秋田市役所チームはシバレる寒さの雪国で練習してるから粘り強いぞ!気をつけろ!!」

・・・・・「は、はい!」ってニヤけてしまう僕ら。

みたいなシーンでも、大森さんの思いが伝わるからメンバーは相手チームの「粘り強さ」に気を付けて頑張るわけ。

時には、相手のサインプレーの研究で、サインを見抜いて

「サインプレーを見抜いたぞ!右手でボールを持ったら後ろの選手に放るぞ!」って試合前に伝えられた時も。。。

試合が始まったら、右手で持ってても左手で持ってても全然関係なかった(^^)

ここで、今の日本政府のリーダーに欠落してる、大森さんのカッコいいところ。

前半終わってハーフタイムのロッカールームで

「すまん。相手のサインプレーは予想と全然違った。全くわからんよーになったけど、どうにか頑張ってくれ。」

ってちゃんと謝って、コーチの準備では足りなかったから、選手たち自身で最善を尽くすようにメッセージをだすわけ。

そしたら選手は、サインプレーを見抜けなくても、自分たちで出来る基本に忠実なプレーを全力でするねん。

こんな経験があるから、アベノマスク騒動の時やGOTO騒動の時に、リーダーが間違いを認めて方向転換してたらなって強く思わされるんやわ。

予測できないことが次々発生しているこの時代に、政府のエライさんやからって、すべて正解の対応に導いてくれなんて誰も思ってないねん。

予測できないことが起こるたびに、その場面で一番相応しいだろう判断をしてほしいねん。
ほんで、それも通用せず、相応しくなかったのなら次の一手、それもダメならまた次の一手を打ち続けて欲しいねん。

何が起こるかわからんねんから予想通りいかないのは、しょうがないやん。

その姿があったなら今みたいになってへんと思う。

ほんま、かわいくないねん。

僕の先輩の可愛い大森さんなんてなあ、

こんな感じの↓ ギラギラ真夏の炎天下の海水浴場に行って

民宿の部屋の中の蛍光灯の方が紫外線が強いからそっちの方が良く焼けるって言いだして、
畳の上にバスタオル敷いて、全身に日焼けオイル塗りたくって寝てたんやぞ!

僕らが海で真っ黒に日焼けして民宿に戻ったら、僕の先輩の可愛い大森さんだけ大根みたいに真っ白やったんやぞ!

あっ、そういえば、その時はこんなにも一目瞭然の事実を認めず、蛍光灯の方が焼けるって言い続けてはったなあ。

どや?可愛いやろ!

忖度や保身ばかりで、心がこもってない人たちに振り回されたくないねん。

ギスギスしてる時代やからこそ、楽しく、明るく、そして可愛く行こう!

って思う、今日この頃でした。